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2008年12月

2008年12月28日 (日)

今年作った保存食をふり返る(2008)

今年作った保存食をふり返りつつ、食してみての感想やその後の変化の様子などを書き留めておこうと思います。

保存食の楽しいところは季節と連動しているところ。

旬の食材には香り、手触り、色彩いずれもに力強さがあるような気がします。

一年を通して、台所にいながら季節の訪れを楽しむことができました。

では、季節ごとにふり返ってみます。

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春間近の3月、まず作ったのが甘夏のマーマレードです。

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マーマレードは初の試み。

皮の白い部分を取り除いたり、千切りにしたりの下準備にけっこう時間がかかったこと、

煮込み時間に2、3時間を要し、下準備から数えると全部で4時間半くらいかかったことに驚きました。

ずいぶん緩めのジャムになったのは水の量が多かったせいのようで、のちに再挑戦して好みの硬さになりました。

苦めのマーマレードです。

トーストにつけたり、ヨーグルトにのせたりしているとわりとすぐに食べきってしまい、店に甘夏があるうちに追加分もと何度か作りました。

来年も甘夏がお目見えしたらまた作りたいと思います。

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梅雨入り間近の6月。

6月は保存食の食材が目白押しに登場する月です。

まず新にんにく

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味噌漬けとオリーブオイル漬け、醤油漬けの3種類を作りました。

漬けてから1か月くらいたつとにんにくの香りが味噌、オリーブオイル、醤油、それぞれにしみこんできます。

にんにく味噌はそのままきゅうりにつけて食べると最高に美味。

だんだん味噌がなくなってきたのでにんにくはそのまま残して味噌を追加し、味噌床ならぬにんにく床のようにして使っています。

にんにくオリーブオイルはペペロンチーノに、にんにく醤油はチャーハンや肉の炒め物によく合います。

漬けこんだにんにくを刻んでいれるのもよし。

コクのある味付けにしたいときにちょうどいい塩梅に仕上げてくれる調味料です。

下の写真は半年後のにんにく醤油。にんにくがずいぶん茶色くなりました。

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梅酒

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これは漬けてすぐの頃。

半年たった今はこんな色になりました。

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デザートのように甘いお酒です。

このままでもおいしいし、お湯で1:1に割って飲むのもおいしい。

梅酒にお湯を注ぐと、グラスの中でゆらりとした模様ができるのがきれいです。

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6月中旬にはらっきょう

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らっきょうもマーマレードに匹敵するくらい下準備に根気がいるのですが、1か月後に甘すぎずにぴりっと辛さのあるらっきょうを食すると、下準備のことは全部忘れて作ってよかったという気持ちになります。

また来年作るときには下準備にひーひー言うことになるのだろうけれど、おいしいものを食べたい一心で作るのだから仕方ない。

食い意地が張っていることがひょんなところで役立ちました。

我が家では約700gのらっきょうを、梅雨入り前に仕込み、1か月後の夏が始まる頃から食べ始め、秋の彼岸の頃に食べ終わるというペースでした。

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6月下旬には赤しそジュース

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梅干し用に売られている生の赤しそを使って作ります。

お酢の酸味とかすかな甘みが暑い夏の飲み物にちょうどよくて、赤しそ2袋使って4リットルくらい作り、夏のあいだじゅうこれを飲んでいました。

ソーダで割りにしたときの薄赤紫色がきれいです。

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夏の少し手前の7月上旬にはあんずジャムとあんず酒

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右がジャム、左はあんず酒です。

あんずジャムはとにかく酸っぱいのですが、そこが良い。

マーマレードの苦さもそうだけど、ジャムはその果物特有の味が際立っているほうがおいしく感じます。

ジャムの中ではたぶん一番くらいに簡単に作れるのも嬉しい。

来年もあんずの時期を逃さないようにしなくては(とても短いのでうっかりしてると過ぎ去ってしまうのです)

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あんず酒は、5か月後のいまはこんな色になりました↑

タネだけで香りがつくのかなと疑問でしたが、ちゃんとあんずの香りのお酒になりました。

甘さの中に渋さがある複雑な味。

なんとなくうがい薬(茶色くて甘いの)の味に似ているような…

少し渋みが強いのは材料がタネだけだからなのかもしれず、果肉部分も漬けこんだらもう少しまろやかな味になるんだろうか。

こちらは来年も作るかどうかは微妙なところです。

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夏、8月にはきゅうりの甘醤油漬

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暑くて食欲がない時でもこれは箸がすすみました。

夏はきゅうりがおいしいからたくさん買いたくなるけど、案外足がはやいのが悩みでした。

来夏はこの甘醤油漬けレシピがあるので大量きゅうりも恐れることなしです。

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秋、10月にはいちじくジャム

夏のいちじくは高嶺の花(な価格)ですが、秋のいちじくは親しげに声をかけられそうな雰囲気。

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いちじくの独特の味と香り(ちょっとシナモンぽいような)が好きで、生いちじくもドライいちじくも大好物。

ジャムは初試みでしたがこれもまた好みの味でした。

無糖のヨーグルトとよく合います。

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10月中旬にはマルメロシロップ

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上の写真は漬けてすぐの頃。下の写真は2か月後です。

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マルメロがずいぶん小さくなりました。そろそろ飲み頃。

マルメロシロップが完成する頃には空気が冷たくカラカラになっていて、のど痛予防にお湯割りにして飲むのにちょうどよいのです。

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そして冬のいま。

先日、カフェ・ア・ラ・ティエンヌ (CAFE A LA TIENNE)という日比谷公園近くの喫茶店で食べた厚切りトースト。

このトーストに添えられていたりんごジャムがとてもおいしかった!

いままでりんごジャムって甘くて薄い味という印象で、生のりんごの良さは残らないものなんだなあと思っていたのですが、この店のは違いました!

りんごのしゃきっとした甘さがそのままジャムになっています(自家製だそうです)。

家で作れないものだろうかとぼんやり思っているのですが、頭の中で作るだけでまだ実行に移しておらず。

とだらだらしていたら親戚からりんごがたくさん届きました!おお、テレパシー!?

この冬はりんごジャムかな。

***

保存食作りは、ジャムのように出来上がってすぐ食べられるものでも煮込むのに2、3時間かかり、

醤油やお酒に漬け込むタイプのものでは2、3か月かかります。

食べられるようになる頃には次の季節に変わっているものも。

作るときには「これが完成する頃は秋だな」と思い、食べるときには作っていた夏を思う。

時間が料理を完成させてくれるようで、時のたつのが楽しみになる、そこが保存食作りのおもしろいところかな、と思います。

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2008年12月25日 (木)

シンビジウム

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シンビジウムの花が咲きました。

秋頃からつぼみのついた花芽がぽつぽつと出始めて、

12月10日に一番花が開花しました。

今年の花芽は6本あります。

  去年は4本、おととしは5本…年によっていろいろです

花芽の伸びかたは1本1本それぞれ。

ぐんぐん伸びて早々に花を咲かせるものもあれば、丈は伸びているけれどまだ青々としたつぼみのもの、背は低いけれど小さなつぼみをたくさんつけているものも。

昨冬は2月上旬の開花だったので今冬はずいぶん早い!とびっくりしたのですが、

そういえば今年は夏が来るのが早かったし…

花は自然と相談しながら芽を出したり花を咲かせたりしてるのだろうな。

寒くなったらからコタツを出そうとか、空気が乾いてきたから加湿機を出そうとか、

季節を感じながら生活しているつもりでも、

いやいや、まだ11月になったばかりだからコタツは早いかも…

と肌で感じるものよりもカレンダーを基準に判断していたりして、なかなか植物のようにはいきません。

そんななかでシンビジウムが咲くと、ああ冬だなと思う。

花が咲くことで、カレンダーよりも皮膚感覚よりも、季節の訪れを素直に実感できるような気がします。

一番花の咲いた今は冬の入口。

これから2ヵ月くらいのあいだにほかのつぼみもだんだん開いて、全部の花が咲き終わる頃にはもっと寒くなっているのだろう。

ゆっくりと灯りがともるように咲くシンビジウムを眺めながら、少しずつ寒さの深まる冬を楽しめたらなあと思います。

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2008年12月22日 (月)

クリスマスのイラスト

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友人が通っている教会の、クリスマス・イブ礼拝用のポスターのイラストのお話をいただき、リースとツリーとキャンドルのイラストを描きました。

教会員だけでなく一般の方にもぜひ参列してほしいので、親しみの持てるようなポスターにしたいのですが…とのお話し。

クリスチャンではない私は、クリスマスというと街の華やかなイルミネーションやきらきらしたプレゼントやケーキばかりを思い浮かべてしまうのですが、

クリスマス・イブ礼拝の様子を聞くと、牧師さんのお話があり、キャンドルサービスがあり、賛美歌を歌うという厳かなもの。

もちろんプレゼント交換なんてないのでした。。。(それが本来の姿なんですよね~)

正式名は燭火礼拝というそうで、「去年はこんな感じだった」と、たくさんのキャンドルの灯りがゆらめく写真を見せてもらいました。

キャンドルのほわっと浮かび上がるような灯りがとてもきれい。

静かに灯るほのおに心惹きつけられて、キャンドルが主役のイラストを描いてみました。

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2008年12月20日 (土)

月光荘のスケッチブック、ロットリングのアートペン

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前回の「やかん磨き」記事のイラストに使った紙とペンについて。

紙は月光荘のスケッチブックのFOサイズ(18×12cm)、

紙の厚さは、特アツ、アツ、ウスの3種類があり、この中のアツを使いました。

水彩絵の具を使うにはアツ以上の厚さがあったほうがよさそうです。

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ペンはロットリングのアートペンシリーズのスケッチ用です。

万年筆タイプのペン先です。

ペン先のサイズはEF。

EFとFの2種類があって、EFのほうがFよりも細いです。

インクは黒のカートリッジ式。

流れるような書き味で、インクがかすれることも突然太くでたりすることもなく、線を描くことに集中できます。

なめらかなインクフローでありつつ、細かくゆらめく線も描けるペンはなかなかなかったので、これはとても嬉しいペンです。

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インクは水性で、特に耐水性もないので、ペンをいれてから水彩絵の具をのせるときはペンの線に筆がふれないように注意する必要があります。

細かいところは先に絵の具で着色してからペンをいれました。

どちらかというと先にペンをいれたほうが描きやすいので、耐水性のインクであればなお嬉しいのですが、となると同じくロットリングからでているラピッドグラフなどの製図用万年筆が適しているのでしょう。

またそれは別の機会に試してみようと思います。

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ロットリングのアートシリーズにはスケッチ用のほかに、レタリング用とカリグラフィ用があります。線の違いはこんな感じ↓

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2008年12月19日 (金)

やかん磨き

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やかん磨きが好きです。

以前は苦手でした…磨いても全然きれいにならないし、かといって強力な金属たわしを使うとやかんを傷つけてしまうし…そんなこんなでやかん磨きに熱意を持てず。

が、スチールウールのたわし(上の写真のもの)に出会ってからは一変しました。

驚くほど汚れがよく落ちるし、ステンレスのやかんを使っているのですが、傷もつくことなくぴかぴかになるのです。

やかんを磨くのが俄然楽しくなりました。

掃除は道具だなあとつくづく思います。

洗剤つきのスチールウールたわしも売られていますが、私は洗剤のついていないものを使っています(ボンスターのが好き)。

やかん磨きに用意するものは、食器用の洗剤、スポンジ、重曹、スチールウールたわしの4つ。

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重曹は袋入りでこのままだと使いにくいので、ジョウゴで別の容器に移して使っています。

重曹を入れる容器は、片手で持てる大きさで、ボディ部分がソフトタイプのものが使い勝手が良いです。

パフパフと押して重曹をふりかけるときにソフトタイプのものが便利なのです。

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やかんは、最初にやかんの表面にスポンジで泡立てた食器用洗剤をまんべんなくつけて、汚れを緩ませておくとあとで磨く時に楽です。

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10分くらいおいておくと汚れがやわらかくなる感じ。

そしてスチールウールたわしの登場~!

たわしに重曹をふりかけてやかんを磨きます。

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つるつるすべすべのやかんになります。

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2008年12月 8日 (月)

三好貴子さん個展 『My favorite things XI WINTER GIFT』

三好貴子さんの個展に行きました(プランタン銀座のアートギャラリーにて)。

「My favorite things XI   WINTER GIFT」とのタイトルのとおり、

落ち葉とか松ぼっくりとかリースとか、冬の訪れを楽しく思うようなモチーフが数多く描かれていました。

水彩画、銅版画、旅先で描かれたというペン画に透明水彩で彩色したもの、ジークレーという水彩の原画を印刷したものと…全部で約50点の作品とのこと。

ギャラリーには三好さんご本人がいらしていて、作品にまつわるエピソードを聞かせていただいたり、こちらの素朴な疑問(というか素人質問)に丁寧にお答えいただいたりして、三好さんファンの私にとっては至福のひとときでした。

いつか原画を手にできる日を夢見つつ、今回は(も)ポストカードや便せんを購入して帰路につきました。

これらがそのポストカードや便せん達。

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三好貴子さんの絵を見ると元気になれるというか、エネルギーをもらえるような気がします。

特に原画は色がとてつもなく深く鮮やかでひきこまれるよう。

音楽のライブを聴きに行くときもそうですが、生のものは伝わり方に別格の心地よさを感じます。

奥行き感があるというのでしょうか。

絵だったら眩しいくらい鮮やかな色から、しんと沈まるような深みのある色まで目で感じることができるし、音楽だったら高音部の脳にしみるような音から、低音部のおなかにずずんとくる音まで聴こえてくる…そんな幅の広さをからだで感じ取ることができるように思います。

できるだけ好きなものは生のものを見てみたいと思います。

三好貴子さんはほぼ年一回のペースで個展をおこなっているそうです。

次回の個展も楽しみです。

三好さんの作品はwebでも定期的にアップされていますので、こちらのサイトにアクセスしていただければ見ることができます。

よろしければどうぞ。

明治おいしい牛乳トップページ イラスト(毎月1日更新)
http://www.meijioishiigyunyu.com/index.html?page=default

食は知恵なり
日本テレビにて毎週日曜17時25分~放送(毎週放送後に更新)
http://www.ntv.co.jp/chienari/index.html

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