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2010年6月 2日 (水)

『忘却の整理学』

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『忘却の整理学』(外山滋比古, 2010, 筑摩書房)を読んだ。

読み終えて、脳も心も循環が大事だなあと思う。

毎日たくさんの新しい情報を得る。

自分にとって必要なものは自然と記憶に残る。

得たすべての情報を覚えていなくちゃと思う必要はない、むしろ適度に忘却してしまったほうが脳にスペースができる。

そのスペースから新しい創造、思考が生まれる。

だから忘却する能力はとても大事なのだ。

では上手に忘却するためにはどうすればいいのか?

睡眠が忘却の時間なのだそう。

眠っているあいだに、脳が必要な情報とそうでもない情報を寄り分けて整理してくれるらしい。

え~、そんなに便利なの??私の脳は眠ったら最後大事なことは全部忘れて、そうでもないことばかり覚えてそうだよ、笑

でもたしかに、ぐっすり眠った翌朝はすっきりしてやる気がでてくるのは、脳の整理整頓が終了しているからなのかも。

もうひとつ大事なのが食事のタイミング。

よく眠るためには食事の時間を工夫すること。

食事をして胃が満たされれば消化活動のために休養体制にはいり眠くなる。

逆に、脳を働かせたいときは空腹状態のほうがよいのだそう。

読んでいてい気持ちの良い文章(さくさくと噛み砕くような心地よさ)は、『思考の整理学』(外山滋比古, 1986, ちくま文庫)の続編というこの本でも存分に味わうことができる。

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コメント

私もこの頃
「休脳」とか「考えない練習」など
情報過多のストレスフルな社会と
自分の心のありようについて
見直したいな~と思っています

食事の時間も関係あるんですね~
ほんとそうですよね
参考になります

投稿: emi | 2010年6月 3日 (木) 14時03分

emiさん

誠実であろうとするほど、自分の中で割り切れない部分や矛盾がでてきて、それやこれやが心の中に積もり積もって身動きできなくなってしまうのかな~なんて…でも心の中の積もったものは自分でなんとかするしかないし…などと思っていたところに偶然出会った本でした。
ストレス系のことを忘れるのってけっこう難しいって思っていて。
気にするなとか、気持ちを強く持ってとか言われてもなんか漠々としててうまくいかないし…
その点、この本に書いてある「食べて眠ることでうまく回っていく」という考え方はわかりやすいしすぐ実行できそう(笑)
「忘れちゃったわ~」なんて軽やかに言える人になれたらいいなと思います

投稿: ゆすらうめ | 2010年6月 3日 (木) 19時52分

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