画材

2012年8月24日 (金)

ひまわり

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ひまわり。

夏の太陽をたくさん浴びて咲く力強い黄色。

ひまわりの黄色を見ていると元気が湧いてきます。

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色のメモ。

花びらはカドミウムイエローライトとクロームイエローディープを混ぜたもの、とクロームオレンジを花びらの付け根に少し。

葉っぱはベースにオリーブグリーンイエローシュ。

上のほうの葉はメイグリーンを、下のほうの葉はパーマネントグリーンオリーブとメイグリーンをにじませました。

絵の具はシュミンケのホラダム固形透明水彩です。

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2009年1月21日 (水)

シュミンケの水彩絵の具

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シュミンケの水彩絵の具が画材に新しく加わりました。

固形タイプの36色セットです。

色見本のための台紙が一緒についていて↓

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その台紙を使って、まず色見本を作りました。

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固形の状態の絵の具の色と、水で溶いて紙にのせたときの色は違うので、あらかじめ色見本を作っておくと絵を描く時に色をイメージできて便利です。

ひとつの色でも水の量によって濃い色から薄い色まで作ることができ、濃度によって雰囲気がずいぶん変わります。

色見本も濃い薄いそれぞれの状態がわかるようにグラデーションにして作ります。

濃から薄へ移っていく途中がきれい。

アイスティーに牛乳をいれてグラスの中で混ざる直前の感じに似ているなと思う。

色見本台紙は、それぞれの四角い枠に絵の具の番号が書いてあるので、対応した色を枠の中に塗ります。

文字の向きは、台紙の短辺を上下にして縦長に紙をおいた状態で読むように書かれているのですが、台紙の向きを90度変えて横長方向にするとパレットの絵の具の並び順と色見本の並び順が同じになります。

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パレットを開けたり閉じたり、色見本を横に置いてみたり、一色ずつ絵の具が包まれていた紙を並べてみたり(この紙が捨てがたい美しさ)。

絵を描く以前の絵の具の段階が楽しすぎて眺めてばかり。

***

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2008年12月20日 (土)

月光荘のスケッチブック、ロットリングのアートペン

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前回の「やかん磨き」記事のイラストに使った紙とペンについて。

紙は月光荘のスケッチブックのFOサイズ(18×12cm)、

紙の厚さは、特アツ、アツ、ウスの3種類があり、この中のアツを使いました。

水彩絵の具を使うにはアツ以上の厚さがあったほうがよさそうです。

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ペンはロットリングのアートペンシリーズのスケッチ用です。

万年筆タイプのペン先です。

ペン先のサイズはEF。

EFとFの2種類があって、EFのほうがFよりも細いです。

インクは黒のカートリッジ式。

流れるような書き味で、インクがかすれることも突然太くでたりすることもなく、線を描くことに集中できます。

なめらかなインクフローでありつつ、細かくゆらめく線も描けるペンはなかなかなかったので、これはとても嬉しいペンです。

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インクは水性で、特に耐水性もないので、ペンをいれてから水彩絵の具をのせるときはペンの線に筆がふれないように注意する必要があります。

細かいところは先に絵の具で着色してからペンをいれました。

どちらかというと先にペンをいれたほうが描きやすいので、耐水性のインクであればなお嬉しいのですが、となると同じくロットリングからでているラピッドグラフなどの製図用万年筆が適しているのでしょう。

またそれは別の機会に試してみようと思います。

*

ロットリングのアートシリーズにはスケッチ用のほかに、レタリング用とカリグラフィ用があります。線の違いはこんな感じ↓

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2008年11月19日 (水)

山ぶどうの色

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先日、山ぶどうドロップを作ったときにお皿に残った液体が、心に沁みるように深く鮮やかな色をしていた。

山ぶどうは、皮を見ると黒に近い紫で、実をだしてみると薄黄緑色なのだけど、ふたつが混ざると深紅色になる。

砂糖が入っているから、つやつやしていてよけいにコクのある色に見えるのだろう。

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色を見るのは楽しい。

この山ぶどう色をそのまま絵の具にできたらどんな絵が描けるだろうと思うが、それはかなわないことだ。

ではこれと似た色の絵の具はなんという名前なのだろうと探してみる。

レンブラントのアリザリンクリムソン Alizarin Crimson とか?

アリザリンAlizarinはアカネ根からとれる紅色色素で、クリムソンCrimsonは深紅色のこと。

色の名称はぶどうと関係ないのだけど、アリザリンクリムソン、アカネ根、深紅色、山ぶどうとつなげてみると、色の印象に奥行きがでるような気がする。

例えば、山ぶどうを煮詰めているときの木べらの感触とか、裏ごししているときにエプロンにはねた染みの色とか、ドロップの甘いにおいなんかを、アリザリンクリムソンを筆にとったときに思う。

色が日常生活と結びつくと、ひとつの色にいくつもの引き出しができる。

その過程が楽しい。

*

山ぶどうの絵に使った色

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シュミンケSCHMINCKEのビリジアンViridianは今回初めて使ってみたのですが、筆を紙に置いたときの絵の具の吸い込まれ方と伸びはとても感動的でした。

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2008年9月24日 (水)

いちじく

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いちじくを食べるたびに描いてみたいなあと思い、店先に並ぶのを今か今かと待っていた。

いちじくをふたつに割ったなかみの、

薄赤紫とふちの乳白色のにじんたようなところが良い。

それから外皮の黄緑と赤紫がまざりつつぼやけているところ。

果実の存在がそのまま水彩的だわと思う。

と、思い入れいっぱいで描き始めたものの、イメージのとおりに描くことができずにうちひしがれる。

頭の中でこういうふうに描こうとシミュレーションする絵の具のにじみが、紙の上で表現できない。

*

5才くらいのとき、水森亜土さんの描くキャラクターが大好きだった。

どこかへでかけた帰り道に、

頭の中でずっとそのキャラクターを描きながら、

「家に着いたら画用紙に描こう!」

とはりきって玄関のドアを開け、紙に向かったのだが、

いざ描き始めたら似ても似つかぬキャラクターができあがった。

「さっきは描けたのに(→頭の中でね)どうして描けないの?」

とショックを受けつつ不思議に思ったものだ。

たぶんそのときまでは、イメージを持って描くってことをしていなくて、

クレヨンから湧き出るものをそのまま描いていたのだろう。

頭の中で描くのと紙に描くことの違いを知った5才のゆすら…

(今でも時々思い出すくらいだから、そうとう衝撃だったんだろうな~)

*

などと思いながら、いちじくに何度目かの彩色。

前回の描きかたではうまくいかなかったから次は別の描きかたでやってみよう、と試行錯誤するうちに、少しずつイメージに近づいていく(さらに遠のくこともありますが、笑)のは嬉しいし、そこが絵の楽しいところかなと思う。

しかし、のんきに試行錯誤していたら「食べごろですよ~」といわんばかりの良い香りがいちじくから漂ってきた。

「ああ、そうだ。食べてみればなにかひらめくかも!」

(いや、食べたかっただけ!)

かぶりとかじると、実の赤いところと皮の内側の白いところがやわらかく口の中で混ざる。

これこれ。この淡く溶ける感じ。

描くのにも、食べるのにも、ここに魅了される。

この魅力を描きたいと願いながら、いちじくの皿を空にした。

*

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いちじくを描くのに使った絵の具。

名前の後に赤丸がついてるのが固形、それ以外はチューブ。

今まではホルベインのチューブを使っていて、固形を使ったのは今回はじめて。

先日、知り合いの家でウィンザー&ニュートンの固形水彩絵の具を使わせてもらうという幸運に巡り合い、

48色の絵の具がずらっと並んでいる木の箱を、

「どうぞ使ってみて!」

と差し出されたら、

なんだかもう有頂天になってしまい、ずうずうしくも全色試し塗りさせてもらってしまった。

固形で並んでいる絵の具は眺めているだけでわくわくするものなのだけど、

(画材屋に行っては眺めて買わずに帰ってくるって何度やったことか…あれを買うのは清水舞台よ)

紙にのせた絵の具は別の気持ちを呼び起こす。

しっとりと紙に吸い込まれつつ、鮮やかに浮き上がる色彩。

一色一色を紙にのせていく過程は、朝日が昇る前の空の色を眺めている気持ちに似ていて、

ホルベインのチューブ絵の具も好きだけど、もっといろいろな絵の具を使ってみたい!

との思いがむくむく。

そして買ったのが、

・ウィンザー&ニュートンのネープルスイエロー

・レンブラントのアリザリンクリムソン

・シュミンケのウルトラマリンブルー

の3色(上記の色見本の赤丸の色)。

ウィンザー&ニュートンのネープルスイエローは、淡く薄くのびて粒子が細かい感触。さわるとすべすべしていそうな色ののりかた。

レンブラントのアリザリンクリムソンは、艶を保ちながらのびていく感じ。パレットの上でのばしていてもコクがある感触。

シュミンケのウルトラマリンブルーは、紙に吸い込まれるようでありながら、とてもなめらかにのびる。のびがよくて、かつ微妙な濃淡がでる。

チューブと固形の違い、色による違い、メーカの違い…いろいろなんだろうなあ。

何種類かの絵の具を試しながら、気に入ったものを(そのうち48色!)そろえていきたいなあと思っている。

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