川沿いにある小さなカフェでのランチ。
月に一回、休日ランチという特別メニューの日があるとのことで、2月の休日ランチに行ってきました。
この日のメニューは、グリッシーニの生ハム巻き、バーニャ・カウダ、ショートパスタのラグー・ボロネーゼあえ、ドルチェ、グラスワイン、エスプレッソです。
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バーニャ・カウダは、その料理名を聞くのも、どんな料理がでてくるのか、どうやって食べるのか、いずれも初めてづくしでした。
テーブルに運ばれてきたお皿を見て、まず野菜の色鮮やかさに「うわ~、きれい」と思わず歓声。
ブロッコリー、白かぶ、ラディッシュ、人参、じゃがいも、セロリ…さっとゆでて、もとの色が少し濃く鮮やかになった野菜が、お皿の上に彩りよく並んでいます。
野菜のとなりにはロウソクをセットした陶器のポット。
ポットの上部がお皿のようになっていてここにソースを入れ、下部にセットしたロウソクでソースを温めながら、そのソースに野菜をからめて食するのだそう。
イメージはチーズフォンデュのソース版でしょうか。
ソースは、オリーブ油、アンチョビ、にんにく、バターなどをあわせているそうで(レシピによっては生クリームをいれるものもあるらしい)、アンチョビの香りと塩気が食欲をそそります。
上のイラストの左ページ下がバーニャ・カウダなのですが、このポットがまた味わい深い色をしていて(明るい茶色にテラコッタのようなオレンジ)素敵です。
日本の旅館での食事に、一人用の鍋もの(下に加熱用の台とロウソクがあって上に鍋をセットできるようになっている一式)がお膳についていることがあると思うのですが、その鍋セットに大きさが似ています。
ロウソクで温めながらいただくという点も似ていて、このバーニャ・カウダは北イタリアの冬の料理なのだそうですが、日本の鍋ものも冬の料理だし、なにやら北イタリアと日本の食の共通項を見たような気がしました。
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続いてショートパスタのラグー・ボロネーゼあえ。
ショートパスタはフジッリというらせん状のパスタを使い、これにボロネーゼをあえているのですが、このボロネーゼのひき肉がしっかりとコクがあってかみしめたくなる深みのある味をしていました。赤ワインをたっぷり使って作っているのだそうです。
パスタというと、家ではもっぱらロングパスタばかり。ショートパスタもいいものだなあ、食べやすいし、ソースがパスタとよくなじんでおいしい、今度家でもショートパスタを使ってみよう。
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ドルチェの木イチゴジャムのタルトは、赤紫のジャムがルビーのように鮮やか。
前述のバーニャ・カウダもそうですが、料理って味だけではなくて目の前にだされたときの第一印象も食事の味わいのうちなのだなあと、今更かもしれませんがそんなことに気づかされました。
ドルチェは、イラスト右上のクロスタータ(木イチゴジャムのタルト)とビスコッティ、それからヴィン・サントという泡立てた甘いワイン。
ヴィン・サントはビスコッティをひたして食べても良し、それだけでいただいても良し。
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食後のエスプレッソはポットでだしてくださいました。
イラスト右下のポットなのですが、食器店でよく見かけるこのポット、無骨なポットだなあと存在は知りつつも手に取ることもなしに通過していたのですが、重みのあるポットの三角の口からエスプレッソを注いでみると、なかなか良い。
銀の部分はとてつもなく熱いので黒い部分だけを持つよう注意が必要ですが、ずしりとした使い心地、にぶい銀色や姿形の独特さ、それにエスプレッソが2杯目も温かいこと、これらに好ましい印象を持ちました。
今までなんとなく話すこともなかったけれど、話してみたらとても感じのいい人だった、みたいな感じ。
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ランチの時間とともに、新たな料理に出会い、これは真似してみようと思ったり、この食材おいしいんだと知ったり、こういう食器もいいなあと思ったり…
いろいろな発見や気づきのあるランチの時間は実に楽しい。
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