音楽

2011年6月 5日 (日)

ゲザ・ホッス=レゴツキ(トッパンホール, 2011年5月26日)

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ゲザ・ホッス=レゴツキのヴァイオリンリサイタル、飯田橋のトッパンホールにて。

ゲザの奏でる音は、空から降ってくる金色の霧雨のようであり、シャツが舞う風のようであり、木の幹に寄りかかった時に感じる暖かな鼓動のようである。

艶やかで、刹那で、ずっと聴いていたい音だ。

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ゲザのヴァイオリンを知るきっかけは、YouTubeでサン=サーンスの「序奏とロンド・カプリチオーソ」を聴いたこと。

この曲には、1年前に出かけた友人の演奏会で出会った。

友人の演奏会での情熱的なヴァイオリンに感動し、

もう一度聴きたいと思ってYouTubeを検索したところ、数あるロンド・カプリチオーソのなかからゲザ・ホッス=レゴツキの演奏が直球で心に響いた。

繰り返し聴きながら、いつかその演奏を直に聞きたいと思い焦がれた。

その思いがこのトッパンホールのリサイタルでかなえられたことに感謝したい。

ゲザ・ホッス=レゴツキは、とても楽しそうに演奏する。

そのことが聴いている人をしあわせな気持ちにする。

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ゲザ・ホッス=レゴツキ演奏のサン=サーンス「序奏とロンド・カプリチオーソ」はコチラ

ゲザ率いる5DeViLsでの演奏も良いです→「Bessame Mucho

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2011年5月26日トッパンホールでの曲目:

1.クリーグ:ヴァイオリンソナタ 第3番 ハ短調

2.ガーシュイン/ハイフェッツ編:3つのプレリュード

3.ブラームス:スケルツォ

4.クライスラー:愛の悲しみ、愛の喜び、美しきロスマリン、ウィーン奇想曲

5.ドビュッシー:ヴァイオリンとピアノのためのソナタ

6.バルトーク:ルーマニア民俗舞曲

7.サン=サーンス:序奏とロンド・カプリチオーソ

8.ヴィエニャフスキ:ポロネーズ 第1番 ニ長調

ピアノは酒井茜さん。

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次は2011年7月に来日の予定。日本各地でコンサートをする予定なのでこちらも楽しみ。

ゲザ・ホッス=レゴツキのホームページ→http://www.gezalius.com/ 素晴らしい演奏を聴くことができます。

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2009年7月 8日 (水)

かにクラブ

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かにクラブの『The Best of KANI CRAB Ⅳ』

1.かにクラブのテーマⅣ(かにのマーチ)

2.真昼のクレイジークローラー

3.スパイダー

4.かにオーシャン 羽と甲羅と言葉

の全4曲。こちらで試聴できます。

宝箱のような楽しいCDジャケットは、収録曲すべての光景を描いたものだそう。

かにクラブメンバーのセーフさんの作品です。

CDを聴くと、まさに宝箱みたいにいろんなものが詰まっていて、楽しさも妖しさもかっこよさもしみじみもある1枚。

「スパイダー」の妖しげな旋律が好きです。

CDジャケットを模写していたら、「こんなところにカニが!ここにも!」と絵の中に絶妙に溶け込んだカニたちを発見してびっくり。

さて何匹のカニがいるでしょう?

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今度の日曜日(7月12日)にはライブがあります。

幡ヶ谷Club Heavy Sickにて、17時開場、17時30分開演。

かにクラブの出演は19時頃です。

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2009年4月13日 (月)

モーツァルトを聴きたくて

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モーツァルトを聴きたくなって部屋のCD棚を探すも1枚も見当たらず。

買いに行きました。

なににしようかと考えながら、うーん、映画『アマデウス』の最初にかかる曲も好きだし、ヴァイオリンの曲もいいし、クラリネットもいいよなあとあれこれ迷う。

迷いながら、絶対的にこれという曲を知らないのだから、とベストにしてみた。

2枚組、21曲入り。

交響曲第25番は第1楽章のみ、アイネ・クライネ・ナハトムジークは第1楽章のみとポイントを絞りつつ、交響曲あり、ピアノ協奏曲あり、ヴァイオリン協奏曲あり、弦楽四重奏曲ありといろいろなモーツァルトを聴くことのできるベスト盤である。

『音楽療法のモーツァルト』というタイトルのこのCDは、

ディスク1が「心とからだを癒す音楽」、ディスク2が「明日への活力がわく音楽」という副題がそれぞれついていて、

そう言われてみると、ディスク1には穏やかな気分でリラックスして聴ける曲が集められているし、ディスク2はちょっとドラマチックな展開の勇ましい曲が続く。

このなかから、全楽章聴いてみたいと思う曲がみつかったら改めてその曲が収められている1枚を購入してみようか。

絵を描きながらとか、家事をしながらとか、なにかをしながらつらつらと聴いていて、ディスク1の中の弦楽四重奏曲第15番が流れると、意識が音楽に向かう。

たぶんこの曲の旋律にひかれるものがあるのだろう。

交響曲も迫力があって好きだけど、四重奏曲はそれぞれの音がじわっと心にしみこむような感覚があってそれが心地よい。

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2008年9月 7日 (日)

音楽と灯り

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ジュスカ・グランペールのライブへ。

代官山iスタジオの庭園にて。

庭園にはこの日のステージのために、燈火器という灯りがいくつも並べられディスプレイされている。

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ゆらゆらゆれる炎と、淡く浮かぶような灯りのたたずまいは幻想的で、精霊がこの日の演奏を聴きに来ているようにも見える。

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少し涼しくなってきたものの、夏の夜の屋外ライブのためか、

蚊取り線香がところどころに置かれていて、

蚊にさされないようにとの心配りが嬉しい。

そして線香からたなびく煙がまた風流であったりする。

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ジュスカ・グランペールの奏でるギターとヴァイオリンの音色は、心の奥にじんわりと沁みてくる。

ろうそくの炎のゆらめきをながめているときの、どこかくつろいだ気持ちに似ている。

そしてライブが終わるころには、森の中でゆっくりと深呼吸をしたようなしあわせな気持ちになるのだ。

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会場を埋め尽くしていた燈火器という灯りは、武田高明さんという陶芸家が作られたもの。

この日の会場の空間演出も武田さんの手によるものとのこと。

11月には、奈良国立博物館で開催される正倉院展で、「音燈華(おんとうげ)」という記念イベントがあり、そこでもこの燈火器の演出とジュスカ・グランペールの演奏が繰り広げられるそう。

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